ここまで南下すると、
日本は本当に縦に長いなぁと感じる。

そして、空港に着いた時のあの独特の、
「むわっ」
とする蒸し暑さを感じると、
日本には本当に色んな気候があるんだなぁと、
しみじみ思う。

ishigaki

地図で見ると、ちょっと驚くが、
石垣島は本州と台湾のどっちに近いかというと、
圧倒的に台湾に近い。

近くにある沖縄と比べるとどうか、
台湾に近い。

これはと思い、地図を広げてみると、
なんと本州よりもフィリピンに近かったりする。

まさに南国。
南の海に浮かぶ楽園だ。

気温はお察しの通り、
暑い。
日差しが照りつける夏に、
道を歩いていたりすると、
それだけで熱中症になるかと思うほどだ。
(木陰に入って風があれば気持ち良い)

裸でビーチに寝たら、
それこそ一時間ほどでかなり焼ける。
肌の弱い人だったら、
火傷レベルと言っても過言ではない。

それぐらいに夏の日差しは殺人的だ。

でも……

でも……

楽園である。

思わず笑みがこぼれる楽園だ。

海は東映で、(これだと岩にぶち当たる荒れ海だ)
じゃなくて、
海は透明で、いつだって思わず入りたくなるし、
少し泳いで行けばすぐにグランブルーの海が広がる。
ちょっと船で移動すれば、
サンゴが美しいエメラレルドグリーンの海があり、
時折現れる奇跡の島なんてのもある。

食べ物も美味しい。

八重山そばの出汁は飲み干したくなるし、
テビチはコラーゲンたっぷりで肌に良いし、
ポーク卵おにぎりを食べれば元気溌剌間違いなしだ。

ああ、困った。
楽園でない理由が見つからないほどに、
楽園なのだ。

何を書こうとしていたんだっけ?

そうだ、思い出した。

日本には本当に色々な場所があるということだ。

こんな南国の楽園があるかと思えば、
北海道には、
大好きな「知床」がある。

しんしんと降りつのる雪に震えながら、
野生の動物をじっと眺める、
あの自分を見つめるような時間もたまらない。

四季折々のある幸せは、
実際にそれを体験しないとわからない。

だから、もっともっと体験したいし、
それをみんなと共有したい。