頭に浮かぶ映像を適切な言葉で文字に落とす。
シナリオを書くことはこれに尽きる。

網膜に映る映画を、
ともするとすぐにぼやけてしまう想像映画を、
いかに端的に文字で表現できるか、
日々、その辺りの術を磨く。

勢いのままにキーボードを打っていくと、
不思議なことに物語も勢いを持つ。
逆に、
シーンの情景を細かく丁寧に拾い上げていくと、
勢いよりも丁寧さが前に出る。
不思議だ。

正直に言って、
セリフのやりとりを書いている時間が、
とっても楽しい。

だから、初稿はセリフの量が多く、
完成に向けてバッサリ刈り込むのですが……