秋内 常良のブログ

【作家】秋内 常良(あきない つねよし)のブログです。

カテゴリ: 趣味

それは、麻婆豆腐。ピリ辛がたまらない中国四千年のアレだ。

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疲れも溜まっていた。無性に辛いものを食べたくなった。
というわけで、冷凍していたひき肉を強引に鍋に出す。

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もちろん、ゆっくり解凍した方が美味しいので、美味しく食べたい人はそうしてね。この日は深夜に急になので、そんなことは構ってられません。

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続いて、長ネギとニンニクの芽を適度に切る。ネギはみじん切りで、ニンニクの芽は2センチぐらいづつ斜めに切るそぎ切りというやつ。これも大好物のニンニクの芽炒めでも作るために買ってあったやつ。

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ひき肉に甜麺醤と醤油を入れながら炒める。いわゆる肉味噌。これは大量に作っておけば、冷凍して担々麺用とか野菜炒め用にも使える。

同時に、豆腐を四角に切って、塩を入れたお湯に入れて茹でる。豆腐の水分が抜け、お湯の中でグルグル回転するようになったらザルにあげて水を切る。

フライパンに油、唐辛子、ニンニクすりおろし、しょうがすりおろし、豆板醤、酒を入れて、焦がさないように弱火で炒める。いい香り。

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ここで辛さ調節のために、一味唐辛子を投入。カプサイシン祭りだ。カプサイシンで身震いしたい。

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いい色合いと香りが出てきたので、鶏ガラスープをいい感じに入れる。醤油を少しさしながら、味見もして、味がいい感じになってきたら、さっきの肉味噌を投入。

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この辺りで、新しい企画の設定がいくつか思い浮かぶ。その設定の中で、登場人物を動かしながら、かき回したら、豆腐を投入。

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豆腐を崩さないようにフライパンを回すように動かして、全体に火を通す。さらに鶏がらスープを入れつつ、味見しつつ。美味い。辛い。うま辛い。今しがた思い浮かんだアイデアをメモアプリに書き込む。ここでさっきのネギを投入し、火を止めて、水溶き片栗粉を投入し、かき回し、また弱火トロトロ。

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ここで、ニンニクの芽を投入。少し煮てから、また火を止めて、水溶き片栗粉を投入。また火をかける。ここからは地獄の茹でガマのように、グツグツ煮込む。焼く。閻魔大王降臨。この辺りになるとアイデアを考えるより、早く食べたい思いでいっぱいだ。

仕上げにラー油を入れて、あれば花椒をみじん切りにしたりしてふりかけ、またもしあれば、この閻魔大王もびっくり激辛唐辛子(ほんとに激辛で注意!)【無選別】キャロライナリーパー 超激辛一味唐辛子 15g ギネス認定世界一辛い唐辛子 死神を投入。


これは本当に辛いです。しばらく舌を出したまま、犬のようによだれを垂らして泣いている状態になります。でも、なぜか無性に興味をそそられる代物。

こうして、無事に……

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完成です!

深夜に食べながらまたパソコンに向かうという、とても健康に良いとは思えない状況ですが、この美味しい麻婆豆腐が疲れを癒してくれつつ、アイデアも出してくれました。うまありがたい!

身体は食べるものから作られる。

美味しいご飯を食べられるって、本当に幸せなことですよね!
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たまに本棚から「SASサバイバル・ハンドブック」を出してパラパラと眺めています。ぜんぜん関係ないですが、今「書く仕事」と書こうとしたら「隠し事」と変換されました。自分自身それほど隠し事はないと思うのですが(人並みにはあるとは思いますが)、まあ書くときに表に出すよりもその裏に隠された想いが大きいほど表が豊かになるような気がしないでもないです。でも、やはり、その想いを余すことなく表に出せる筆力が作家の腕を問われるところなので、隠さずに書くのでしょうか。はてさて。

話がいきなりずれました。サバイバル・ブックを読んでいる話でした。疲れたときや寝る前などに、ちょくちょくつまみ読みしている本が、こちら。
SASサバイバル・ハンドブック



SAS(英陸軍特殊空挺部隊)に26年間在隊し、サバイバル技術指導教官をつとめたプロ中のプロであるジョン・ワイズマンが書いた名作。世界中のあらゆる地形、気象条件下での生存方法から、飛行機事故や災害の脱出方法まで、400点以上の図版とともに解説した、どんな状況でもサバイバルしていくための素晴らしい本です。(あらすじを少し加筆)

なんでこれを買ったのか、あまり思い出せませんが、きっと何かの危機感に煽られていたのでしょうか。もしくは同じようなサバイバルを扱った漫画「マスターキートン」が大好きなものですから、潜在的に、いつかはキートン先生みたいにならねばと思っていたからかもしれません(だから最近走り始めたのでしょうか)。

それはさておき、この本。
第1章の最初から痺れます。

「出発前の準備が生死を分ける」

いきなり生死の話です。それはそうでしょう。メインテーマがサバイバルですから。確かに準備は大事です。普通に旅行にいくときにも準備不足で行くよりは準備万端で行った方が楽しめるものです。でもここでの準備は「生死」を分けるものですから、普通ではありません。必死に読むしかなくなります。ああ、楽しい。ただここで、一つ疑問が浮かびます。

「サバイバルって準備ができないときにこそ、どうするかが大事なんじゃないの?」

はい。もちろん忘れていません。すぐに出てきます。

「サバイバルとは生きるための技術である。道具が存在すると思ってはいけない。必要なものは自然から手に入れ、それを最大限に活用する」(引用)

「備えよ、つねに」(引用)

痺れます。さっきから痺れてばかりです。

詳しくはみなさんにぜひ読んでいただくとして、一番ページ数を割いていたのが、予想通り、

「食糧を手に入れる」

という項目でした。生きることは食べること。大事ですね。
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